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2007年1月19日 (金曜日)

牛を絶対、ダメにしない。

お久しぶりです。

年が明けてから2週間、

顧問先契約牧場の定期訪問で、道東を走り回っていました。

今日で、とりあえず、今月の外回りは一旦、休止です。

来週からは、ニュースレター、新聞寄稿の執筆です。

それと、2月上旬に開催される、ある農協での講習会の準備と、

冬期はいつも、大忙しです。

さて今日、今月の顧問先の訪問を終え、

帰宅後、しばし、机に向かい、訪問内容を振り返っていました。

それぞれの牧場の、昨年の反省と、今年の意気込み、

エサ代を中心とした、経費の打ち合わせ。

乳質アップなど、収入増へ向けての打ち合わせ。

こんなことが話のテーマでしたが、

やはり、今年も、実感したことがあります。

それは、酪農は、というより、畜産は、

「家畜(牛)をダメにしないことが、儲けにつながるのだ。」

と、顧問先共々、再認識したことです。

それは、経営の視点をどこに置くか?で、当然のように成果が違います。

青天井で搾れたちょっと前の時代、

このとき、多くの牧場は、出荷乳量に視点を置いていました。

出荷乳量を増やすためには…、

エサで搾り、牛の数で搾り、

そのために、エサを買い、牛を買い、

資本をどんどんそこにつぎ込みました。

偶然にも、その時代は、エサも牛も安かったのですが、

牛が少々ダメになっても、補充が容易かったのだろうと。

そして、1,000㌧越えた、2,000㌧越えた、

そんな数字が飛び交っていました。

しかし、そんな時代にあっても、

世間からは、逆行するようなイメージを受けるほど、

実際は、そうではないのですが、

「乳量じゃないんだ、酪農家が目標にするのは、

牛をダメにしないことなんだ。」

「乳量は結果だ。」

「これは、あとからついてくるものなんだ。」

そう言って、もう何年も、そこだけに視点を置いて、

牧場をやってきた顧問先があります。

それらの牧場を見ていると、

後継牛が増える。

販売できる牛が増える。

残してもいいし、売ってもいいですし、

どちらでもいいのですが、

結果、それらは、出荷乳量を増やすことができるのです。

だから、そんな牧場を見ていると、

「そろそろ、牛舎を増築するか…、」

そんな感じの経営に見えるのです。

同じ牛飼いをしているのですが、

たったこれだけの、どこに視点を置くか?

この違いで、実は、全然、まったく違う経営をやっているのです。

牛を健康的に飼うこと自体は、牛飼い皆さんの想いですが、

その想いの強さは、大きいところと、小さいところがあるようです。

Written by 酪農応援隊 

酪農コンサルタントのブログ 加藤隆

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